池田町立青山小学校 閉校
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池田町立青山小学校(北海道中川郡池田町青山302)がその歴史の幕を下ろしたのは1995年3月末のことです。当校の創立は1902年にまで遡りますので93年の堂々たる歴史の閉幕でした。
創立から遡ること6年。福井県より青山奥左衛門氏他30名がこの地に入植します。この「青山」の姓は校名の由来となっております。原始林であったこの地を以後数十年に渡り切り開いてきた先人達。生い茂る原始林の伐採、近隣を流れる利別川の氾濫、極寒の地の風雪等幾多の困難に挑み乗り越え、この地に稲作を基幹産業として根付かせることに成功します。生活の糧を得た住民達。その後、地域の人口が増加しその教育拠点として創立されたのが当校です。
90年を超える期間に渡り、地域の子供達を守りぬいた学び舎。現在ではコミュニティセンターとして活躍しているようですが、その美しい史実が記された石碑が佇んでいます。ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと校庭を駆け巡る子供達の元気な歓声が聞こえてくることでしょう。
(2021年5月執筆)
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:poteto089aaa様