有楽町ビル・新有楽町ビル 解体/取壊
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JR有楽町駅前に位置する「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」( 東京都千代田区有楽町1丁目)がその役割を終えます。当ビルを所有管理する三菱地所の発表によると両ビルは2023年を目途に閉館する予定とのことですが、正式なスケジュールは未定のようです。
有楽町の超一等地に位置する両ビル。半世紀を超える期間に渡り有楽町駅前の顔の建物として活躍してきました。有楽町ビルが1966年、新有楽町ビルが1967年の竣工で、半世紀以上が経過しております。年数経過の老朽化や耐震性の問題などもあり、近年その将来像について協議されていたようです。そして「テナントニーズの高度化」「脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化」、「災害時における防災機能の強化」等の社会環境に対応する形でビルは建替られることになります。
「このビル周辺には学生時代の甘酸っぱい記憶があります。学生野球で母校を応援し日比谷公園で飲んだ後、酔っ払いながらこのあたりで将来を語ったりしました。私の大切な青春の記憶です。久しぶりにこのあたりに足を運んでみようと思います。」神奈川県出身の男性の言葉です。
新しく建設されるビルは、三菱地所が推進する有楽町エリア再構築事業を牽引する旗艦ビルとしての役割が与えられるようです。ただ現在の「有楽町ビルヂング」と「新有楽町ビルヂング」が醸し出す当地の雰囲気に思い出をお持ちの方も多いはずです。一度現地に足を運び、懐かしい思い出と共にもう一つ思い出を追加されてはいかがでしょうか?
(2021年7月執筆)
PHOTO:PIXTA
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