庄原市立小奴可中学校 閉校
- 文化・教育施設
庄原市立小奴可中学校(広島県庄原市東城町加谷59-1)が閉校したのは2016年3月末のこと。地域に愛された堂々たる69年の歴史の閉幕でした。
1947年に小奴可村立小奴可中学校が誕生。在籍生徒数200名の学校としてその歴史の歩みを始めます。1968年冬季寄宿舎が完成し、気温の低い時にも体育の授業が行えるよう屋内体操場が完成しました。その後、1984年には文部省の体力づくり推進校へ。2005年の平成の大合併により庄原市立の学校となるなどの歴史をつなぎます。そして多くの人に惜しまれながら2016年の廃校に至ります。
校舎の周りは松林に囲まれ静観な環境でのんびりと子供たちを守り抜いた学び舎です。ゆかりのある方はこの場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。山間の小さな学び舎の美しい営みを感じ取れるかもしれません。
(2021年9月執筆)
懐かしい思い出がよみがえる方も多いのではないでしょうか。
約70年にわたり地域の子供たちの巣立ちを見送ってくれた校門です。
この校庭に子供たちの歓声が響き渡るときが再びやってくることを期待したいと思います。
PHOTO:くろうさぎ様