岡山県立江見商業高等学校 閉校
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岡山県立江見商業高等学校(岡山県美作市江見520)がその歴史に幕を下ろしたのは2009年3月末のことです。
1948年に岡山県立林野高校江見分校が誕生しましたがここが当校の起源となりそうです。その後、商業科設置(1962年)・岡山県立江見商業高等学校への改称(1963年)、ビジネス情報技術科の設置(2002年)などの歴史をつなぎます。そして2009年3月末に林野高校に統合という形で当校はその歴史の幕を下ろします。
美作市に合併する前の旧作東町はフランスのセント・バレンタイン市と姉妹都市となったのを機にバレンタインの町として町おこしを行っていました。他にも、オーストリアのザンクト・バレンタイン市、カナダのセントバレンタイン市とも姉妹都市となっておりこの縁で江見商業高校の学生はカナダにファームステイに行ったりオーストリアからはオーケストラが高校に演奏にやって来たりと交流があったようです。また、高校の最寄り駅である姫新線江見駅の駅舎は、レトロな雰囲気が人気で多くのファンがいるとのこと。企業のCM等にも利用されたことがあるそうです。
ゆかりのある方もそうでない方も一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。地域に愛された学び舎の確かな歴史を感じ取ることができることでしょう。
(2021年12月執筆)
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
在籍生徒が毎日見ていた景色です。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:くろうさぎ様