上山市立西郷第一小学校 閉校
- 文化・教育施設
2022年3月末、上山市立西郷第一小学校(山形県上山市阿弥陀地上原906-1)が、148年にわたる長い歴史に終止符を打ちました。当校の起源は、1874年創立の藤吾学校に遡ります。明治期には校舎が火災に遭い、現在の地に再建されました。その後、長い時間をかけて少しずつ構内の整備を進め、中庭や校舎、体育館、プールなどの学校設備を充実させてきました。「みる目池」はPTAの協力で作られたそうです。
校歌にも歌われていますが、当校は見目ヶ原(みるめがはら)と呼ばれる古くからの開墾地の中に築かれました。明治期の創立以降、長きに渡って地域の子供たちの学びを支え、7千人を超える子供たちの巣立ちを見送ってきました。
地域の人口減少の流れの中、閉校時には全校児童数が27人という小規模校であり、5人に満たない学年が多く複式学級も組まれていました。閉校式典には130人ほどの人々が集まり、在校生とともに地域の歴史と子供たちの思い出が詰まった学び舎へ別れを告げました。
当校にゆかりのある方は、今一度この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年3月執筆)
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