【和歌山市】 河西橋 改修/架替
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和歌山市の紀の川に架かり、西蔵前丁と北島を結ぶ「河西橋」の歴史の閉幕が近づいております。
全長478m 道幅2.8ー3.8mの上路式プレートガーダー橋である河西橋。1914年に加太軽便鉄道の鉄道橋として完成したことがその歴史の始まりとなります。太軽便鉄道加太行き列車の転落転落事故(1914年)やジェーン台風による破損(1950年)などの史実を有しますが、建設から現在に至るまで一貫して当地の交通上の大きな役割を果たします。近年は、歩行者・自転車等の専用道路として地域住民にとって必要不可欠な橋として親しまれてきました。
「河西橋は現在も多くの方が川越えの往来に利用する生活橋です。水害も重なり修繕を重ねた継ぎ接ぎ橋ですが、その石積みが醸し出す特徴的な外観は地域の大切な景色の一部でした。少年時代に河西橋ちかくの河川敷で遊んだ記憶も鮮明に残っています。お別れの時ですね。いままでお疲れ様でした。大切な思い出を沢山いただきました。」和歌山市内住む男性の言葉です。
(2022年3月執筆)
地域の人々の生活に密着する大切な橋でした。
懐かしい記憶が呼び起こされる方も多いのではないでしょうか。
多くの方の大切な思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA