岩手県営野球場 閉鎖/取壊
- 娯楽施設
- 文化・教育施設
- 建物・施設
2023年3月末をもって岩手県営野球場(岩手県盛岡市三ツ割4-9-2)がその歴史の幕を下ろします。
同球場は岩手国体に先立つ1970年に開場しました。両翼91.5m/中堅122mの広さを持ち、美しい天然芝が広がる歴史ある野球場です。全国高等学校野球選手権岩手大会の主会場であることが知られますが、当地のアマチュア野球公式戦会場として、またプロ野球公式戦会場としても利用されてきました。半世紀という期間に渡り当地の少年少女に夢を与え、県民の健康維持にも大きな役割を果たしてくれた施設です。
ただ近年は長年の使用による老朽化なども指摘されていましたが、ついに取壊が正式決定。盛岡南公園に建設予定の新球場へその役割を譲り、当球場は半世紀を超える歴史の幕を下ろすことになりました。
「ここには多くの思い出が詰まっています。高校時代にチアリーディング部に所属していたので、甲子園を目指す野球部の応援で来たことが思い出されます。そして野球部に所属する息子がここでプレーする姿を見たことは一生の思い出です。いろいろと不便なところもあったけれど、古き良き日本の昭和の野球場という感じで私は大ファンでした。多くの人々に夢を与えてくれた岩手県営野球場に心からの御礼を申し上げます。」盛岡市在住女性の言葉です。
(2022年6月執筆)
PHOTO:Google Earth
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス