【筑摩鉄道島々線】旧島々駅復元駅舎 解体/取壊
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在りし日の筑摩鉄道島々線の終着駅を姿を現在にまで伝えてきた旧島々駅復元駅舎(長野県松本市波田上赤松3045-1)が取壊されました。
この復元駅舎の建設は1991年。当地の交通の要所であった島々駅(1922年開業)を、その歴史的な価値を重視して、当時の旧波田町が復元したものです。歴史ロマンあふれ、その美しい佇まいに魅了されたファンも数多く、地域住民にも愛された建物でした。
「島々駅復元駅舎が大好きでした。当地の大切な歴史を伝える存在でしたし、建物自体もとても美しかった。この駅舎にご挨拶するために上高地への旅行を計画したこともあります。とても残念ですが、感謝の気持ちをお伝えしたいです。」東京都在住女性の言葉です。
多くの方々に愛された旧島々駅復元駅舎。きっと人々の心の中に永遠に記憶されることでしょう。
(2022年7月執筆)
美しい駅舎を残してくれた先人達の思いを引き継ぎたいものです。
PHOTO:PIXTA