【留萌本線】 恵比島駅 廃駅
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留萌本線（JR北海道）の恵比島駅（北海道雨竜郡沼田町恵比島）がその歴史の幕を下ろします。留萌本線（JR北海道）の石狩沼田・留萌間が2023年3月末で廃止されることが正式に発表されました。したがってこの区間にある恵比島駅は廃駅となります。
1910年に鉄道院留萠線（深川駅 – 留萠駅間）開通に伴い開業。ここが当駅の歴史の始まりです。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、転轍機のない棒線駅でもあります。そして駅名はアイヌ語の「エピシオマフプ」という言葉に由来するそうです。
炭鉱業が隆盛を極めていたころには大きな賑わいがあり、留萠鉄道（私鉄）の停車駅でもあった恵比島駅ですが、炭鉱閉鎖後にはその賑わいは徐々に消えてしましました。現在では小さな駅舎がたたずむのみですが、恵比島駅はNHKの連続テレビ小説「すずらん」の撮影で使用されたことでも知られます。劇中に登場する立派な木造駅舎「明日萌駅」が現在もその姿を残します。
地に足のついた確かな歴史を持つ恵比島駅。いよいよ堂々たる歴史の閉幕が近づいております。ゆかりのある方もそうでない方も一度現地を訪問されてはいかがでしょうか？
（2022年9月執筆）
当たり前であった光景の終わりが近づいています。
ファンにはおなじみの「明日萌駅舎」です。
多くの方の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA
NHKの連続テレビ小説「すずらん」。当駅がロケ地になっています。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか？
