Final 2023年3月31日 記事ブルーシール牧港本店 取壊/建替のイメージ画像 History 60年

ブルーシール牧港本店 取壊/建替

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国道58号線沿いのアイスクリーム販売店舗「ブルーシール牧港本店」(沖縄県浦添市牧港5-5-6)が建物全体の全面改修工事に入ります。運営者様からの公式発表によると2023年3月末をもって全館休業。2024年7月に営業再開予定とのことです。

当建物の建設は1963年のこと。開業から現在に至るまで沖縄県を代表する「ブルーシール」アイスクリームの本拠として活躍してきました。開業当時の建物に何度かの増築改築を経て現在の姿に至っているという史実を有します。単なる商業店舗にとどまらず国道58号線に佇むその姿は沖縄を代表する景色の一つとして県民や旅行者に親しまれてきました。

「沖縄旅行の際にはかならず立ち寄る店舗です。空港でレンタカーを借りて、すぐにそのまま国道58号を北上する。そしてこの店舗でアイスクリーム楽しみながら長旅の疲れを少し癒す時間を確保するのが私の沖縄旅行の定番のスタイル。ああ沖縄に来たな、という喜びを感じ取れる場所であったのです。歴史を感じ取れる建物が取壊とのニュースを聞いてとても寂しい気持ちになりました。私の青春の思い出がつまっている場所です。きっと沖縄県民の方々はもっとその思いが強いのではないでしょうか。あと一か月程度ですか。思い切って久しぶりの沖縄旅行を決意しました。」東京都在住の沖縄ファンの男性の言葉です。

多くの人々に沢山の思い出をくれたブルーシール牧港本店。おなじみの建物に残された時間はわずかです。一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと皆さまの大切な思い出が蘇るはずです。

(2023年3月執筆)

 

沖縄の歴史を感じさせてくれる建物です。

 

可愛らしい事務所受付です。

 

多くの方々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。

PHOTO:KENT

 

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