旧鹿児島紡績所技師館
- 建物・施設
旧鹿児島紡績所技師館(鹿児島県鹿児島市吉野町9685-15)は、島津家最後の当主として知られる島津忠義が洋式紡績工場を建設した際に招聘したイギリス人技師のための宿舎です。
コロニアル様式風のベランダや日本寸法による設計等、和洋折衷の建築様式が特徴の建物です。幕末における洋風化建築を示す建物として歴史的な価値があるとされ、2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして、世界文化遺産に登録されました。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。近代化に向かう幕末の経済産業史にかかる歴史ロマンを感じとれることでしょう。
(2023年2月執筆)
今なお多くの人々を魅了する建物です。
PHOTO:PIXTA