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蹴上インクライン

  • 乗り物

蹴上インクライン(京都府京都市東山区東小物座町339)は、京都の南禅寺の近くにある傾斜鉄道跡です。その全長は世界最長の582m。高低差およそ36mの琵琶湖疏水の急斜面において、船の運航のために敷設された傾斜鉄道の跡地となっています。

蹴上インクラインの運行は1891年12月26日から開始され、琵琶湖と京都を結ぶ重要な輸送ルートとして活用されました。その後舟運の衰退に伴い1948年11月26日にその役割を終え57年の歴史に幕を下ろしています

廃止後、それまで使われてたレールは一度撤去されたものの、産業遺産として保存するために復元が行われました。現在、その廃線跡は京都市の文化財に指定されて保存されています。線路沿いに桜が植えられているため、春はおよそ90本の桜が咲き誇る中線路内を歩くこともできますので、興味のある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2023年3月執筆)

歴史を今に伝えてくれる美しい遺産です。

PHOTO:PIXTA

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