浦賀ドック
- 建物・施設
浦賀ドック(神奈川県横須賀市浦賀4丁目7-1)は1899年に建造された住友重機械工業株式会社旧浦賀工場の跡地です。世界でも数ヶ所しかない煉瓦積みのドライドックとして非常に貴重な近代化遺産として知られています。正式名称は「住友重機械工業浦賀工場1号ドック」とされます。
この浦賀ドッグは全長約180メートル、深さ約11メートル、幅約20メートルの巨大なドライドッグ。2003年に閉鎖され、104年の歴史に幕を下ろすまでで日本丸や海王丸をはじめ、青函連絡船・護衛艦など1,000隻以上の船の製造・修理が行われてきました。
2021年には住友重機械工業から横須賀市に施設の寄附が行われています。現在、浦賀ドッグはイベントなどの一般開放日に見学することができますので、興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
日本海洋史にかかる壮大な歴史ロマンを感じ取れる場所です。
PHOTO:PIXTA