北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館
- 建物・施設
北見ハッカ記念館・ハッカ蒸留館(北海道北見市南仲町1丁目7番28号)北海道の北見市で重要な産業として発展した薄荷産業についてさまざまな資料の展示を行っている資料館です。
北見市では1902年頃から北見ハッカの生産をはじめ、全盛期には世界シェアの7割を占めるほどに成長しました。この産業の発展に大きく貢献したのが、1934年に開業したホクレン北見薄荷工場です。こちらの工場は1983年に閉鎖されたタイミングでホクレン農業協同組合より北見市に寄贈されたことから、1986年に北見ハッカ記念館として公開されました。
こちらの記念館は近代化産業遺産にも認定されており、当時の薄荷生産の歴史を伝えるさまざまな資料を見られる施設となっています。さらに、隣接する薄荷蒸留館では薄荷の蒸留実演を見ることも可能です。北見の発展を支えた薄荷産業に興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
PHOTO:PIXTA