下高井戸駅前市場 閉場/取壊
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東京都世田谷区松原の地に位置する下高井戸駅前市場。昭和初期の闇市をルーツに持ち、その後市場として発展。1956年に正規の建物として営業が開始されました。魚屋・お豆腐屋・八百屋等等さまざまな商店が所狭しと立ち並び、昭和レトロ感溢れる建物です。
長きに渡り当地住民や訪問客に愛された建物ですが、2024年3月の閉場とその後の取壊が予定されています。世田谷区と杉並区は下高井戸駅周辺地区の再開発を計画しており、京王線の高架化事業の一環として駅前地区の再開発が進行中。下高井戸駅前市場前の風景は近い将来大きくその姿を変えます。
地域の方々の日々の営みを感じ取れる雰囲気の残る下高井戸駅前市場。ご興味のある方は現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。当地の営みを記憶する貴重な機会になることでしょう。
(2023年11月執筆)
多くの方々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:写真AC