片島魚雷発射試験場跡
- 建物・施設
片島魚雷発射試験場跡は、長崎県西彼杵郡川棚町にある旧日本海軍の魚雷発射試験場跡地です。1918年に建設され、佐世保海軍工廠や川棚海軍工廠で作られた魚雷の性能試験が行われた場所です。レンガ造りの2階建ての建物で、試験場の指揮と統制に使用されていた「試験場本部」。鉄筋コンクリート造りの3階建ての建物で、試験場の様子を監視するために使われていた「監視望楼跡」。そして海に突き出たコンクリート製の台である「魚雷発射台」など、数多くの建物や構造物で構成されていました。
悲劇を語り継ぐ戦争遺跡として重要とされる片島魚雷発射試験場跡。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと平和の尊さを再認識できる貴重な機会となることでしょう。
(2024年2月執筆)
本部跡の遺構です。
長い年月をかけて何かを訴えかけてくるかのような施設です。
PHOTO:写真AC
昭和30年代の長崎を舞台にした映画
片島魚雷発射試験場跡のある片島公園でロケが行われたそうです。