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生野銀山

  • 建物・施設

生野銀山は、奈良時代末期の開山との説、807年に開坑されたとされる説などその起源に関しては複数の諸説が存在します。

1542年、石見銀山の技術を取り入れて本格的な採掘が始まりました。その後、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった時代の権力者たちは、生野銀山を直轄地として佐渡金山、石見銀山とともに重要な財源として管理しました。

江戸時代に入ると、生野奉行が置かれ、銀山は幕府の厳格な管理下に置かれました。特に、徳川家光の時代には最盛期を迎え、1705年には、最上級の鉱山の称号である「御所務山」に指定されます。

明治元年の1868年に生野銀山は日本初の政府直轄運営鉱山となり、さらなる先進技術が導入され近代化が進められました。1889年には宮内省所管の皇室財産となり、さらに1896年には三菱合資会社に払い下げられ、国内有数の鉱山へと発展しました。しかし、1973年3月22日に、資源枯渇に伴う品質悪化・採掘コスト増加・採掘の危険性などの理由から、惜しまれつつも1200年の歴史に幕を閉じました。

歴史ロマンあふれる生野銀山。ぜひ一度、当地を訪れてみてはいかがでしょうか。

(2024年5月執筆)

在りし日の営みの景色です。

 

銀の産出の恩恵を受け、当地は多いなる隆盛を極めました。

PHOTO:写真AC

明治の中ごろの生野銀山が舞台の長編恋愛小説です。

銀のみち一条

是非この機会に名作に触れてみてはいかがでしょうか。

 

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