【JR北海道】ノロッコ号 引退
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JR北海道が運営管理するノロッコ号は、北海道の雄大な自然を楽しむ観光列車として長年親しまれてきました。1989年に釧網線で「くしろ湿原ノロッコ号」が運行を開始し、1997年には富良野線で「富良野・美瑛ノロッコ号」が登場しました。
当初は3両編成でしたが、後にには4両編成となり、さらに展望客車が導入されました。大きな窓から北海道の雄大な景色を楽しめる車両は、多くの観光客に人気を博しました。
しかし、長年の運行により車両の老朽化が進み、使用部品の生産中止も相次ぐようになりました。そのため、JR北海道は2025年度をもって現行のノロッコ号車両での運行を終了することが正式に発表されました。釧路湿原や富良野・美瑛の美しい景色をゆっくりと楽しめる特別な体験を提供しくれるノロッコ号。運行終了まであと1年余りとなりましたが、この機会に北海道の大自然を楽しむ旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
(2025年1月執筆)
多くの人の思い出を詰め込んで、その歴史のカウントダウンを刻み始めました。
PHOTO:写真AC