【弘南鉄道】中央弘前駅 廃駅か
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中央弘前駅は、1952年に弘前電気鉄道の駅として開業しました。当時は、津軽平野の交通事情改善を目的に、三菱電機の資本参加を得て電化路線が敷設されました。
1970年10月1日、経営悪化により弘南鉄道に譲渡され、大鰐線の一部となりました。その後も赤字が続き、1986年4月1日には業務委託化が行われました。2013年8月には、廃線の危機を回避するため「弘南鉄道大鰐線存続戦略協議会」が設立され、利用促進の取り組みが本格化しました。2022年3月28日には駅前広場の供用が開始され、利便性向上が図られました。しかし、利用客の減少や電気料金の高騰により、弘南鉄道は2027年度をもって大鰐線を廃止する意向を示しています。これにより、中央弘前駅も廃駅となる可能性が高くなっています。
中央弘前駅は、弘前の鉄道文化を象徴する存在です。駅舎全体にレトロな雰囲気が漂っており、地域の歴史を感じさせてくれます。また、弘南鉄道では様々なイベントを通じて、地域の人々と鉄道をつなぐ取り組みを行っています。今後、地域の重要な交通手段として大鰐線の存続を望む声も多くあります。廃線が決定する前に、ぜひ一度中央弘前駅を訪れ、歴史ある路線の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
(2025年1月執筆)
懐かしい記憶が蘇るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当たり前であった景色に残された時間は少ないのかもしれません。
PHOTO:写真AC
日本の伝統文化「津軽三味線」に焦点を当て、津軽地方の豊かな風景とともに描かれる感動の物語。1973年公開の斎藤耕一監督作品で、津軽三味線奏者・高橋竹山の生涯に触れる名作です。
中央弘前駅をはじめ、津軽地方の魅力的な風景が随所に映し出されています。この機にご覧になってはいかがでしょうか。