鮭川村立曲川小学校 木の根坂分校 閉校
- 文化・教育施設
山深い集落で産声を上げ、地域を照らし続けた学び舎の軌跡
山形県最上郡鮭川村の木々に囲まれた地に、昭和11年(1936)、曲川小学校木の根坂分校が誕生しました。この分校は地域の文化を支える大切な拠点として歩みを進め、高度経済成長期にあたる昭和30年代には、約40名もの子どもたちが木造の平屋校舎へと元気に通っていました。集落全体に響き渡る子どもたちの歓声は、地域の大きな活力となっていたのです。しかし、産業の変化や若者の流出による少子高齢化の波には抗えず、平成15年(2003)には児童が姿を消して休校となりました。そして平成19年(2007)、約70年に及ぶ輝かしい歴史にそっと幕を閉じ、平成23年(2011)4月には本校も統合により閉校を迎えました。
懐かしい面影を残す学び舎が、未来への希望を照らし続けるように
かつて子どもたちの足音が響いた木造校舎は、今も形を変えて地域の人々と来訪者を温かく包み込んでいます。厳しい環境に負けず、故郷の灯を守り続ける皆様の情熱には、深い敬意の念を禁じ得ません。集落に誕生した新しい命とともに、この大切な交流の場がいつまでも守られ、豊かな大地の恵みと笑顔が未来へと受け継がれていくことが心から願われます。
(2026年5月執筆)

沢山の思い出がつまった校舎です。
PHOTO: 廃校5000 様







