千葉マリンスタジアム 取壊
- 建物・施設
千葉マリンスタジアムは千葉市美浜区に所在し、1988年に着工、1990年に開場しました。官民連携による運営を目指し、株式会社千葉マリンスタジアムが設立されました。こけら落としは巨人対ロッテのオープン戦で、市民1万人が招待されるなど、地域との結びつきが深いスタジアムとして知られています。
1992年には千葉ロッテマリーンズが本拠地を移し、プロ野球の公式戦が開催されるようになりました。その後も2010年の国民体育大会開会式や2018年の世界女子ソフトボール選手権、2019年のWBSCプレミア12など、国内外のイベントの舞台となっています。
開場から30年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいることから、千葉市と千葉県は幕張メッセ駐車場エリアへの新球場建設を検討しており、基本構想の公表が予定されています。新スタジアムは幕張豊砂駅近くに建設される見通しで、交通アクセスや地域活性化が期待されています。またこの計画に基づき、現スタジアムはその歴史の幕を下ろします。
千葉マリンスタジアムは多くの名場面を生み出してきました。これまでの運営主体・関係者様の尽力に感謝し、新しいスタジアムも地域とファンに愛される存在であり続けてほしいとの声が聞こえます。
(2025年5月執筆)
多くの人々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:写真AC