Final 2025年5月11日 記事【いすみ鉄道】キハ52 125号車 引退のイメージ画像

【いすみ鉄道】キハ52 125号車 引退

  • 乗り物

いすみ鉄道キハ52 125号車は、1965年に国鉄で製造され、主に勾配の多い路線で活躍した一般型気動車です。長らくJR西日本・大糸線で運用された後、2010年に廃車となり、2011年4月からいすみ鉄道で「観光急行」など観光列車として再び活躍します。導入当初は国鉄標準色に塗装され、後に首都圏色へと変更されるなど、往年の姿を今に伝えてきました。

いすみ鉄道では約13年5か月にわたり、土日祝日を中心に多くの鉄道ファンや観光客を乗せて走り続けましたが、車両老朽化、部品調達困難、検査費高騰などの諸要因が総合的に勘案され、2025年4月をもって全般検査を行わず営業運転を終了することとなりました。2024年10月の脱線事故の影響で運休が続き、実質的な最終運行は2024年9月となっています。

引退を記念し、大多喜駅構内でイベントが開催され、ファンとの最後のふれあいの場が設けられるようです。キハ52 125号車は、昭和の鉄道情景を今に伝える貴重な存在でした。エンジン音や車窓からの風景、ボックスシートでのひとときなど皆さまの心に残る思い出を、ぜひこの機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。

(2025年4月執筆)

PHOTO:PIXTA

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