【久留里線】上総松丘駅 廃駅か
- 建物・施設
上総松丘駅は、1936年に鉄道省の駅として開設されました。当初は2面3線の構造で、貨物の取り扱いも行っていました。
第二次世界大戦中の1944年12月16日に一時休止となりましたが、1947年4月1日に営業を再開しました。1954年9月1日には出札業務が廃止され、日中のみ駅員1名が配置されるようになりました。1962年10月に貨物取扱が廃止され、1968年1には荷物扱いも廃止されて無人駅となりました。この頃までに、かつての相対式ホームは廃止され、現在の1面1線の構造になったと考えられます。
1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。2000年3月15日には新しい駅舎が竣工し、「松丘ふれあい館」の愛称が付けられました。現在、上総松丘駅は無人駅となっていますが、乗車駅証明書発行機が設置されています。しかし、久留里線の久留里〜上総亀山間の廃止が検討されており、上総松丘駅の存続も危ぶまれています。
今後の動向が注目される上総松丘駅ですが、廃ホームの跡など、歴史を感じさせてくれる雰囲気も残されています。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年11月執筆)
多くの方の思い出を詰め込んでその歩みを終えようとしております。
PHOTO:写真AC