那覇市農連市場 閉場/解体
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那覇市の台所農連市場(沖縄県那覇市樋川2-3-1)の歴史の幕が下ろされました。 JA沖縄が1953年(昭和28年)がこの場所に農連市場を開設したのが1953年です。戦後の闇市が既に存在し、実質的な市場機能がある程度備わっていた状況での開設でした。
開設以後、戦後の沖縄の経済発展と足並みをそろえて沖縄県民の台所として機能してきました。取引は昔ながらのいわゆる「相対売り」も見られます。早朝の4-5時ぐらいの時刻が最も活気のある時間帯。周辺にも市場関係者向けの様々なお店が軒を連ねていました。
昭和の雰囲気を色濃く残す市場は映画やドラマのロケ地としても有名。多くの人に惜しまれながら2017年10月末をもって閉鎖されることになりました。64年の堂々たる歴史の閉幕です。
(2018年1月執筆)
ここに野菜などが所せましと並ぶのです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:那覇在住T様
印象的な音楽とともに美しい兄妹愛を描いた名作「涙そうそう 」。当施設もロケ地となっております。二度と戻ることのない在りし日の農連市場の姿を楽しむことのできる永久保存版の映像になるかもしれません。購入はお早めに。
VIDEO : 練馬太郎 様