常磐線 夜ノ森駅舎 解体/取壊
- 乗り物
- 建物・施設
JR常磐線の夜ノ森駅舎(福島県双葉郡富岡町字夜の森北1-33)が解体されます。 97年の歴史の閉幕となります。5月になると駅のホームのまわりにある6000株のツツジが咲き誇り、見る人たちを喜ばせた常磐線の夜ノ森駅。桜の時期には、見事な桜並木を見るために大勢の花見客が訪れていたようです。
1921年開業の夜ノ森駅は、2011年3月11日の東日本大震災を境に誰もいない無人の駅になりました。毎日電車に乗るために通った駅は、そのままの姿のまま休止に。放射能の除染のためにツツジは伐採され、老朽化だけがすすんだ駅舎は、これ以上の放射線量の低下も期待できないことから、2018年6月、解体されることが決まりました。2020年に全線開通を目指す常磐線は、駅舎の解体と合わせて自由通路の新設と駅周辺の整備に向けて動き出しているようです。
(2018年7月執筆)
VIDEO : 富岡インサイド 様