京急電鉄2000形 引退
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快特から普通まで、京急線で活躍を続けた2000形がついに引退しました。堂々たる36年の歴史の閉幕です。
同車は1982年に、赤い車体に窓周りアイボリーの太帯をまとった快速特急用の車両として華々しくデビューし、同車で初の時速120km運転を行ったことで知られています。1998年に後継の2100形が登場すると2000形は通勤型としての改造を受けますが、それでもなお快特から普通(4両編成のみ)まで様々な運用に入り、品川から横須賀・逗子方面で広く活躍しました。最後まで残った2011編成では、晩年にはリバイバル塗装として登場時のアイボリーの太帯が復活し、大人から子どもまで多くのファンに強い印象を残しました。
2018年3月25日に引退記念イベントを行い、3日後の28日に営業運転を終了しました。この車両が残した功績やインパクトは、これからも多くの人々の記憶に深くとどまり続けるでしょう。
(2018年9月執筆)
夜のプラットフォームでは艶やかな雰囲気を醸しだすのです。
神奈川、東京の都会を走る電車です。
多摩川の陸橋を走る姿です。この姿も見納めです。
PHOTO:PIXTA