篠山魚市場 閉場
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地方卸売市場「株式会社 篠山魚市場」（兵庫県篠山市郡家110-1） が堂々たる250年の歴史に幕をおろしました。篠山魚市場は、江戸中期に魚問屋として創業した老舗です。市場のスタートとなる初競りでは、篠山の特産である黒枝豆、丹波栗、松茸など篠山市の農業、特産物を代表するような食材が取り扱われていたといいます。朝から威勢の良い声でセリが開催され、市場には非常に活気があふれていました。しかし大型スーパーの出店やインターネット販売など、時代の流れとともに取り扱い高が減少し、経営存続が難しいという理由から閉場することに。篠山の農産物の流通拠点が無くなるという話に、惜しむ声、そして存続を願う声など数多くありましたが、2018年3月末、約250年続いた長い歴史に幕を下ろしました。（2018年11月執筆）
