箱根登山鉄道 モハ1形103-107編成 引退
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神奈川県の小田原から箱根を結ぶ箱根登山鉄道の100形(モハ1形)103-107編成が、2019年7月に引退します。同車両は、1919年開業時からのチキ1形を1950年に改造したもので、1993年には現在の2両固定編成に改造されました。同車両は、吊り掛け駆動方式が採用されており、この方式を採用する箱根登山鉄道最後の車両となっています。これにより、同車両は独特の低い駆動音を響かせながらゆっくりと山道を走り、車窓からは四季折々の自然豊かな絶景を楽しむことができます。また、鮮やかなオレンジ色の塗装により復元された車両は見た目も美しく、鉄道ファンだけでなく多くの人々を魅了してきました。
しかし、車両の老朽化、新型車両の導入により7月に引退を迎え100年の歴史に幕を下ろすことになりました。それに伴い記念イベントが開催されるようですので、思い出のある方、興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
この車両にのって温泉を楽しんだ思い出をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
夜のライトに照らされた車両も抜群の雰囲気です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA