【三江線】 田津駅 廃駅
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1949年11月15日に無人駅として開業したJR西日本三江線の田津駅(島根県江津市桜江町田津204)。駅前には数件の民家やアパートが並んでおり、非常に落ち着いた雰囲気の駅です。
石見神楽の演目名にちなみ、三江線活性化協議会により「羯鼓・切目」の愛称がつけられていた駅でもあります。道路沿いの石垣の上に位置しており、ホームには待合室を兼ねた駅舎が建っていました。この駅舎の壁には1972年7月12日に起こった江の川の氾濫によって押し寄せた洪水の水位のラインが貼られており、自然の猛威を感じることができました。
残念ながら2018年4月1日に三江線の廃止に伴い廃駅に。最後の日には、田津駅の付近で地域の人たちが「ありがとう三江線」と書かれた横断幕を掲げ、三江線のラストランを見届けました。
(2018年12月執筆)
PHOTO:PIXTA