神戸市立住吉幼稚園 閉園
- 文化・教育施設
兵庫県神戸市にある神戸市立住吉幼稚園(兵庫県神戸市東灘区住吉宮町7丁目2-6)が2019年3月末に閉園になります。同園は1923年、村立住吉幼稚園としてスタートし、戦災や地震などの災害を乗り越えてきた歴史のある幼稚園です。広い園庭には、ブドウ、梅、栗などの実がなる木やジャガイモなどが収穫できる畑があり、園児たちは四季折々に成長や収穫を楽しむことができました。また、近くには住吉川が流れており、生物や植物の観察を行い、自然環境の大切さも学んでいたようです。自由が尊重され、園児たちがのびのびと成長する姿が見られる評判の良い幼稚園でしたが、少子化による市立幼稚園の再編に伴い、残念ながら95年の長い歴史に幕を下ろすことになりました。2018年12月には同園の卒園生に呼びかけ、思い出を語る会などが開催されたそうです。閉園は残念ですが、思い出の詰まった住吉幼稚園に足を運んで、当時の記憶に思いを馳せてみてください。(2019年1月執筆)