佐賀県明善寺本堂 取壊/建替
- 建物・施設
佐賀県明善寺本堂(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田萩原1090)は約170年もの歴史を誇る、浄土真宗本願寺派のお寺です。1942年に吉野ヶ里町萩原に建て替えられた時点で、すでに100年以上は経過していることもあり老朽化のため2017年12月に建て替えられました。味のある色合いを増した美しい絵柄の彫刻が施され、明善寺の長い歴史を支えてきた大きな簗は、400年以上前の技術が使われていたといいます。この簗も今回の建て替えで役目を終え、新しい技術を取り入れた本堂に生まれ変わりました。建て替え目前には、前住職や地域住民を招き、お別れコンサートが開かれ、明善寺の長い歴史を見つめてきた本堂との別れを惜しみました。ぜひ近くを訪れた際には、歴史ある以前の姿を思い返してみてください。(2019年2月執筆)