遺愛学院 本館(旧遺愛女学校) 全面改修工事
- 文化・教育施設
観光スポットとしても非常に人気を集めている遺愛学園(北海道函館市杉並町23番地11)。1882年に元町の高台に開校され、1908年に現在の場所に移転されたという歴史があります。木造2階建ての本館はサーモンピンクの板壁に白い窓枠が映える、左右対称のアメリカンスタイルの学校建築。装飾的な玄関ポーチが印象的ですが、建設されてから100年以上経つ現在でも現役で使用されています。さらに、さまざまな撮影場所としても使用されているため、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
北海道における木造学校建築の代表作として高い価値を持つ本館は、2004年に国の重要文化財に指定。その後2018年夏から全面改修工事が行われています。観光客も多く訪れる場所であるだけに、工事の終了が心待ちにされています。(2019年3月執筆)