三木市立志染中学校 閉校
- 文化・教育施設
周囲を畑に囲まれた場所に位置する、三木市立志染中学校(兵庫県三木市志染町井上198番地)が、2021年3月をもって閉校し、74年の長い歴史に幕を下ろします。
同校は1947年4月に開校した、全校生徒46名の小規模中学校です。同校に昔から伝わる「菊づくり」では毎年5月に一人一鉢の菊を栽培し、全校生徒みんなで協力し育てていきます。11月になると色とりどりの立派な菊が咲き並び、同市の菊花展覧会での展示への出展も行われました。
そんな自然と郷土の伝統を守る歴史ある同校ですが、児童数の減少により、緑が丘中学校と統合が決定。またひとつ子どもたちの学び舎が減ってしまうのは寂しいですが、新たな環境になっても、同校の歴史は生徒たちの心の中に今後も生き続けていくことでしょう。もし、この場所にゆかりのある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年1月執筆)
出典 mocci 様