神戸市水の科学博物館 閉館
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神戸市水の科学博物館(兵庫県神戸市兵庫区楠谷町37番1号)が2020年9月をもって閉館するようです。建物の構造上、コロナウィルスの感染防止対策の実施が困難であることが大きな理由のようです。
当館は神戸市の水道事業の広報拠点として1989年に開館した科学博物館。奥平野浄水場旧急速濾過場上屋(大正時代建設)を活用した建物です。設計者は著名建築家の河合浩蔵氏。その格式高い外観は地域の誇りでもあり、神戸市の景観形成重要建築物でもあります。建物だけでなく前庭の広い芝生などは地域住民にも愛され、子供達が元気に遊ぶ姿は地域の灯でもありました。
「この施設は深い歴史があり、敷地全体が地域住民の憩いの場所でもありました。水の科学博物館の閉館はとても残念ですが、きっといままで以上に沢山の人が笑顔になれる施設になって戻ってきてくれると信じております。」利用者の子連れのお母さんの言葉です。
(2020年9月執筆)
格式高い建築です。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
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