石北本線 生野駅 廃駅
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JR北海道石北本線の生野駅(北海道紋別郡遠軽町生田原豊原)が廃駅となります。2021年春のダイヤ改正をもって当駅は廃止されます。
1946年、運輸省石北線の生野仮乗降場が設置されます。ここが当駅の歴史の始まりです。そのあと日本国有鉄道への移管、石北本線への改称、国鉄分割民営化などの歴史を繋ぎます。山間部の山の間に挟まれた狭い平地にそっと佇む同駅。周辺は一面田畑が広がり、建物はほぼ見当たりません。1面1線の単式ホームだけのシンプルな駅です。待合所はありませんが、かつてホーム横に廃バスを利用した待合室がありました。
「生野駅はホームを遮断する人口の建物が周辺に存在しないため、とても美しい写真が撮影できるのです。そして、かつて設置されていた待合室の廃バス。廃墟ファンやカメラマンにとても人気のある駅だったのです。ついに廃駅なのですね。ここを何度も訪れた沢山の思い出まで消えてしまうかのようで寂しいです。でも沢山の思い出を頂きました。いままでありがとうとお伝えしたいです。」近畿地方のカメラ好きの男性の言葉です。
(2020年12月執筆)
北の大地の厳しい風雪にも耐えてくれました。
沢山の物語を生み出してくれました。
長きに渡りありがとうございました。
ARTWORK : 棚町宜弘 様 / PHOTO:PIXTA