和歌山市民会館 取壊/建替
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和歌山市民会館(和歌山県和歌山市伝法橋南ノ丁7番地)の閉館が迫っております。
当会館は南海和歌山市駅の西方、紀ノ川を望む市堀川に沿って佇みます。開業は、1979年。大・小・市民ホールが扇形に並ぶ形態が特徴の大型文化施設です。長きに渡り当地の芸術文化の発信拠点として市民に愛されてきました。
ワンスロープ形式の大ホールはコンサート会場や劇場として利用可能な多機能ホール。小ホールは大ホールよりも少しコンパクト。邦楽・能等に利用可能な中型ホールです。そしてワンフロアの市民ホールは各種発表会やパーティーなどに利用されてきました。
「私は学生時代、吹奏楽部に所属していました。この会館で演奏した若き日の思い出は私の宝物です。建物の周囲をテラスが囲んでいることもお気に入り。その開放的な雰囲気が大好きで、特に用事がなくても足を運びたくなる施設でした。もうすぐ取り壊されるそうでとても寂しいです。残りの時間も沢山の思い出を作りたいと思います。」市内在住の男性の言葉です。
長年に渡り当館が果たしてきた役割は新市民会館「和歌山城ホール」(2021年秋開業予定)に引き継がれます。
(2021年1月執筆)
多くの人々に沢山の思い出を与えてくれました。心より感謝いたします。
PHOTO:PIXTA
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