新得町立上佐幌小学校 閉校
- 文化・教育施設
- 建物・施設
新得町立上佐幌小学校(北海道上川郡新得町字上佐幌基線86番地)がその歴史の幕を下ろしたのは2004年3月末のことです。当校の創立は1908年にまで遡りますので96年の堂々たる歴史の閉幕でした。
当校の佇む新得町はソバの名産地。「新得そば」の名前で人気です。特に国道38号沿いは「そばロード」の通称もあり、一面のそば畑を見渡せる風光明媚な地域です。北海道らしい美しい景色に抱かれる同校。創立以来地域の子供達を守る大切な学び舎でした。
96年の歴史の中で、巣立った卒業生の数は904名、最大の在籍数は1958年の137名でした。農業に従事される親御様の子供達が多かったそうです。時代の流れとともに地域の農業・酪農従事者人口が減少。それに伴い在籍児童数も減少し、ついに2004年に閉校に至ります。
ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと校庭を駆け巡る子供達の元気な歓声が聞こえてくることでしょう。
(2021年5月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:CRENTEAR様
名作「幸福の黄色いハンカチ」。新得町も舞台となっております。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?