神戸ポートタワー 閉館/改修
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1963年に開業した神戸ポートタワー(兵庫県神戸市中央区波止場町5−5)の大規模リニューアル工事が始まります。2年ほどの工期を経て2023年度内の再開業の予定です。
当タワーは第7代神戸市長の原口忠次郎氏の「日本を代表する神戸港に相応しいランドマークを」との強い想いを実現する形で建築されました。美しい神戸の街にマッチし、世界初の「パイプ構造」による2次曲線断面を有する「つづみ型」デザイン。神戸の夜景に浮かび上がる凛とした佇まいは地域住民の自慢でもありました。
この度のリニューアルは建設以来最大のもの。2年間の工期をかけて、地上100mでの展望エリアを整備。低層部エリアにも屋外テラスが整備予定です。現在設置されている連絡ブリッジとそこをくぐる階段は撤去されるそうです。
「このタワーへの神戸市民の愛着はとても深いものです。ご存知の通り神戸という街は戦後大きく発展した場所です。そしてとても悲しくつらい出来事もあった場所です。このタワーそのものがこの地の歴史の記憶そのものです。きっと素敵な姿になって戻ってきてくれると確信しております。今の神戸ポートタワーさんに心より感謝申し上げます。」神戸市民の言葉です。
(2021年7月執筆)
この連絡通路は解体予定です。
この場所には低層テラスが整備予定です。
さらに魅力的になって再会する時が来るでしょう。長きに渡りありがとうございます。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Yuu / Photo Journal PRESS 様