ホンダ狭山工場 四輪車 生産終了
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2021年12月27日、ホンダ狭山工場(埼玉県狭山市新狭山1-10-1)の四輪車生産の歴史の幕がおろされました。その後、当工場は部品工場としての機能を維持しますが、数年内に工場全体の閉鎖が予定されます。そして国内の四輪自動車生産機能は寄居工場に集約されるとのことです。
ホンダ狭山工場の操業開始は1964年。四輪車両製造における上流工程から最終工程まで一貫したラインを有する工場です。アコード・シビック・オデッセイ・フリード等、ホンダを代表する車種製造拠点としての役割を担ってきました。
「私は狭山市民です。本田宗一郎氏の魂が込められたこの工場は地域にとってあまりにも大切な場所でした。白い作業着を身にまとって働く皆様はとてもかっこよかった。従業員の皆様が横断歩道を歩く子供達を見守ってくれたことも忘れていません。それに毎年の夏祭りをうちの子供はとても楽しみにしていたんですよ。由緒あるホンダさんの四輪自動車発祥の地がなくなってしまうと思うと本当に寂しい。でも最後は感謝の言葉で終わりたいとおもいます。関係者の皆様、いままでありがとうございます。」狭山市在住の男性の声です。
半世紀に渡り当地に根をはってきた工場の閉鎖はとても寂しいニュースとして受け止められています。日本経済産業史に輝くその功績は色あせることはなく、人々の間で美しい歴史として受け継がれてゆくことでしょう。
(2022年1月執筆)
PHOTO:Google Earth
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス
ホンダの創立者、本田宗一郎氏。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか。