ひだ舟山スノーリゾートアルコピア 営業終了
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高山市営スキー場である「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」(岐阜県高山市久々野町無数河4141)の営業終了が正式発表されました。2023年冬シーズンをもって当スキー場は廃止となります。
1963年に飛騨高地の船山の北東面に「舟山高原スキー場」としてオープンしました。その後1997年に「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」に改称され、現在に至るまでその歴史をつないできました。クワッドリフト2基・ペアリフト1基・シングルリフト1基を有し、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるスキー場として長きに渡り親しまれてきました。
1990年代には延べ20万人もの来場者を誇りましたが近年は減少傾向が続き、その施設の老朽化問題と相まってその存続が論議されていました。そして総合的に勘案された結果、施設の閉鎖が正式に発表。2023年冬シーズンの営業をもって、その歴史の幕を下ろすことになります。
「私は昔からのスキーファンです。大きなスキー場ではないけれどコンパクトにまとまっており、小さい子供から上級者までが楽しめるこの場所が好きでした。いまとなっては懐かしいシングルリフトが現役のスキー場でもあるのですよ!思い出は数知れず。来季限りでの閉鎖のニュースを聞いてとても寂しくなってしまいました。いよいよ最後のシーズンですね。来冬はここで滑り倒しますよ!足を運んだことのない方も是非このスキー場に来てみてくださいね。きっと古きよき昭和のスキー場の魅力を楽しめるはずです。」岐阜県在住の男性の言葉です。
60年の歴史を誇る高山市民自慢の美しいスキー場。いよいよフィナーレが近づいています。ゆかりのある方は最後の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
(2022年5月執筆)
多くの人々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA