似町立幌満小学校 閉校
- 文化・教育施設
様似町立幌満小学校(北海道様似郡様似町幌満55)が歴史に幕を下ろしたのは、2003年3月末のことでした。当校の起源は、1889年(明治22年)の様似簡易小学校誓内分教場にまで遡りますので、実に114年の長きに渡り、この地の子どもたちの学びを支え続けた学び舎でした。
当校が築かれた幌満の集落は、日高山脈から太平洋へ注ぐ幌満川の河口にあります。様似町の中心部から海岸線を南下し、えりも町中心部との中ほどに位置します。海の恵みに支えられ古くから漁業が盛んな地域ですが、陸上では交通の難所として知られる様似山道の地でもあります。
当校は2003年に様似小学校へ統合となりましたが、学び舎の建物は残りました。「幌満コミニュティーセンター」として地域の人々の集いの場となっているそうです。また、元の理科室は改修され、2012年10月に「GeoLABO Mt. Apoi アポイ岳地質研究所」が置かれました。かんらん岩で有名な当地の地質につてい理解を深められる展示やイベントが行われているそうです。
興味を持たれた方は、広大な太平洋と雄大な日高山脈に包まれて佇むこの場所へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2022年5月執筆)
懐かしい記憶が呼び起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:CRENTEAR様