北沢浮遊選鉱場
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北沢浮遊選鉱場は、かつて新潟県相川町（現・佐渡市）で稼働していた、相川金銀山の選鉱所です。
北沢浮遊選鉱場は、1936年に工場建設が着手され、その後の大増生産計画に伴って設計が変更され、当初の予定より大規模になって全体が完成しました。特に相川北沢地区では日中戦争開始に伴う国策としての増産体制整備の一環として1937年から1940年にかけて大規模な選鉱施設が整備されました。当時の最新技術である浮遊選鉱が可能な選鉱場や濃縮器が建設整備されたことでも知られます。
その遺構は「佐渡島のラピュタ」と呼ばれ、観光スポットとなっています。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の経済産業史にかかる歴史ロマンを感じとれることでしょう。
（2023年2月執筆）
