小田原城動物園 閉園
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小田原城址公園内にある猿舎の取壊が正式に決定しました。サル舎に残るニホンザルの引き取りの後、サル舎も撤去予定。これは当地における「お城の動物園」の実質的な閉園を意味することになりそうです。
小田原城址公園には、かつて動物園が存在しました。1950年に市制10周年を記念した「こども文化博覧会」の会場を残す形で開園しました。「お城の動物園」の愛称で多くの人に親しまれ、特に子供達から大人気。タイからやってきたインドゾウのウメ子やニホンザルが来園者を楽しませてくれました。
しかし、動物愛護等時代の流れの影響もあり、閉園に向けた準備が進められていました。そして唯一残っていたサル舎の撤去も決定。70余年にわたる当地の動物園の歴史の幕が下ろされることになりました。
現在の光景に残された時間は約半年程度。ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
かつて当地で活躍してくれたインド象です。
PHOTO:PIXTA