【高千穂鉄道】第三五ヶ瀬川橋梁
- 建物・施設
高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁(宮崎県西臼杵郡日之影町分城)は、1939年に建設された橋です。11連のコンクリート桁橋と鋼トラス及び8連の方杖形のラーメンから構成されている珍しい構造となっている点が特徴といえます。
高千穂線は2008年12月に廃線になったことから高千穂鉄道・第三五ヶ瀬川橋梁としての役割は69年で終えることになりましたが、その後も第三五ヶ瀬川橋梁は日之影町によって管理され、セラピーロードとして整備。現在は遊歩道として活用されています。ダムに映える赤色のトラスが山々の緑と調和して美しい景色を作り出しており、多くの人を今なお魅了します。
第三五ヶ瀬川橋梁は宮崎・橋の日実行委員会が選定した「宮崎の橋101選」に選ばれています。また、2020年12月23日に国の重要文化財として指定されています。興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。当地の歴史ロマンを感じ取れるはずです。
(2023年6月執筆)
PHOTO:PIXTA