【小田井用水】 龍之渡井
- 建物・施設
小田井用水は、紀の川右岸の河岸段丘にある水田へかんがい用水を供給する役割を担っている用水路です。この小田井用水には、11ヶ所の通水橋と10ヶ所のサイフォンがありますが、その中のひとつが龍之渡井(和歌山県紀の川市・和歌山県伊都郡かつらぎ町)です。
龍之渡井は、もともと木製の水路橋でしたが、大雨による被害を受けることが多かったことから、1919年に改修されてレンガ・石張り造となっています。改修後は橋長が20.5m、橋幅が5.3m、水路幅が3.7mとなっており、現在は登録有形文化財への登録が行われています。
長い歴史を有する龍之渡井ですが、今も小田井用水の一部として使われています。龍之渡井に興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
歴史ロマンあふれる現役活躍中の史跡です。
PHOTO:PIXTA