【山陰本線】久手駅舎 解体/取壊
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山陰本線の久手駅舎が、その姿を消します。2024年9月から当駅舎の取壊作業が始まるようです。
1915年開業の久手駅は旧安濃郡久手町の中心部に位置し、静かに佇む木造駅舎は、本年で築109年の歴史を誇る建物です。駅舎内の旧事務室は「あけぼの会館」として地域住民に親しまれ、集会所等として活用されてきました。ホームの棒線化やトイレの増築など、時代の変化とともに駅はその姿を変えてきましたが、小さな木造駅舎は長きに渡り当地を代表する景色の一部でありつづけました。
地域住民にとって愛着のある建物ですが、駅舎簡素化方針を受け、久手駅もその対象となりました。青い屋根の可愛らしい木造駅舎の姿に残された時間はあとわずか。ご興味のある方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年8月執筆)
PHOTO:PIXTA