【津軽線】三厩駅 廃駅
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三厩駅がその歴史の幕を下ろします。2022年の豪雨により線路設備に被害が発生し、蟹田駅から三厩駅間が運休され、それに伴い当駅も運休の状態が続いています。そしてそのまま同区間は廃線となる見通しのため、三厩駅の廃駅も実質的に確定している状態です。
三厩駅は、1958年に日本国有鉄道の駅として開業しました。1987年の国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となりました。周辺の景色に溶けこんだ駅舎一帯の景色は美しく、2002年には東北の駅百選に選定されました。
かつては島式ホーム1面2線でしたが、現在は単式ホーム1面1線を有する地上駅です。また夜間滞泊があり、気動車を収容する車庫が使用されていました。
開業当時の姿を残す駅舎は美しく、多くのファンが足を運びます。太宰治の小説「津軽」に当駅の記述があることでも知られます。ご興味のある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。歴史ロマンあふれる駅の営みを感じることのできる機会となることでしょう。
(2024年9月執筆)
もう見ることのできない美しい光景です。
多くの方の大切な思い出を詰め込んで、その歴史の幕を下ろします。
PHOTO:写真AC
日本を代表する作家「太宰治」
この機に氏の名著に触れてみてはいかがでしょうか。