【JR東日本】中野駅舎 改修
- 建物・施設
JR中野駅は、1889年に甲武鉄道(現在の中央線)の新宿〜立川間開業と同時に誕生しました。当初の駅は現在地より約100m西側に位置していました。大正期以降、周辺人口の急増に伴い駅の拡張が必要となりましたが、北側の陸軍施設や南側の商店街の発展により開発の余地がなく、1929年に東側へ移転しました。
1951年には南口広場が完成し、駅周辺の整備が進みました。そして現在、JR中野駅では「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」が進行中です。この事業では、2026年12月頃に南北通路・橋上駅舎の開業が予定されています。新しい駅ビルは地上5階建てで、駅施設と店舗で構成され、利便性と快適性の向上が期待されています。
近年その姿を大きく変えそうな130年以上の歴史を持つJR中野駅。新しいプロジェクトの進行を、ぜひ現地で見守ってみてはいかがでしょうか。駅の変遷と共に歩んできた中野の街の魅力を、この機会に再発見できるかもしれません。
(2024年11月執筆)
PHOTO:PIXTA