189系M51/M52編成 引退
- 乗り物
国鉄時代より活躍を続けてきた189系電車が引退を迎えました。この車両は1975年に登場、全国に拡大するL特急網のうち横川~軽井沢間の碓氷峠に対応した車両として活躍しました。登場時は「あさま」や「あずさ」として運行していましたが、新型車両との置き換えにより運用が減少し、晩年は臨時列車を中心に運行していました。今回引退するM51編成は、晩年はクリーム色に赤いラインの「国鉄色」に、M52編成は白地に緑と赤のラインをまとった「グレードアップあずさ色」に復元されています。
しかし老朽化のため、2018年4月22日の団体臨時列車を最後にまずM52編成が、続いて27日にM51編成が引退し、豊田車両センターからは同形式が消滅しました。2018年5月現在、残っている編成は長野総合車両センターのN102編成のみとなりました。遠くない引退の前に、皆さんも一度は乗ってみてはいかがでしょうか。
(2018年6月執筆)
おなじみの車体です。若かりし日の帰省の思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜けた名車です。
長い間ありがとうございました。
PHOTO:PIXTA