西武安比奈線 安比奈駅 廃駅
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埼玉県川越市にある安比奈駅が92年の歴史を経て2017年5月31日に正式に廃駅となりました。安比奈駅が開業したのは1925年2月15日の大正時代。入間川で採取した砂利の運搬を目的として安比奈線が開業し、その駅の一つとして開業されました。しかし徐々に川の砂利の採取規制が厳しくなり、1963年に貨物列車が運休となります。バブル時期には旅客線としての整備計画も持ち上がりましたが、結局はその計画も2016年に完全に廃止となり、翌2017年に安比奈線自体が正式に廃止となりました。列車の運休からすでに55年経ち、線路の遺構も徐々に失われていく中、それでもところどころには当時列車が走っていた確かな記憶を感じ取ることができます。路線の撤去時期はまだ決まっていませんが、近いうちに撤去されることは間違いようです。ゆかりのある方や遺構を一度目に焼き付けておきたいという方は最後に一度、現地を訪れてみてはいかがでしょうか。（2018年10月執筆）
